手術の夜:悪夢の一夜

闘病日記
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身体には、様々な管やケーブルが付けられていた。

酸素を測るオキシメーター(※コロナで有名になったから皆さんもご存知ですかね)、おちんちんには排尿用のカテーテルと生理食塩水が繋がれている。あと、僕は心臓にも心房細動の症状があるせいか、心拍数を測れる装置までつけられていました。

まあ、寝たきり状態なので特に問題はないのですが、それでも寝返りをうったりすることはできないのでとても邪魔でした。

痛み止めが効いていたこともあって特に痛みはなかったので、ベッドの背もたれを上げ下げして本を読んだり、家族とLINEをしたりして過ごしていました。

夕食はもちろんありません。

夜になると何だかお腹が痛くなってきました。

オシッコは、おちんちんにぶっ刺されているカテーテルから自動的に排尿される仕組みらしいのですが、何だかその流れが少し悪くなってきたような気がしてました。

しばらくすると、オシッコがしたいという指令が脳に出されるのですが、全く排尿できない状態になっていました。

ナースコールで看護師さんを呼びました。

そうすると看護師さんは、管で血尿が詰まっているかも知れないからと、管を動かしたり、何かで流れを良くしてくれようとしました。

一瞬、それで状況は改善したかに思えたのですが、またすぐにお腹が痛くなり、再度ナースコールをしました。

時間的には、21時ごろだったので宿直の先生を呼びますねということでした。

いや〜、ここからがマジで辛かったんです。

オシッコはしたいけど出ない、お腹が痛い、脂汗がダラダラ流れ落ちました。尋常じゃないほどの脂汗をかきました。

もう痛いと言うのか、きっと苦しいと言った方が正確なんでしょうが、オシッコがしたいのに出ない、出せない、でも脳にオシッコ出せよと指令はいくという、この人間のメカニズムが僕を苦しめました。

オシッコしたいのに出ないってマジで本気で辛くて、う〜う〜って唸り続けてました。

やっと先生が到着し、膀胱に生理食塩水を送り込む作業をしてくれました。これもめちゃめちゃ辛いんです。膀胱から何かを出すと言うのが普通の流れですが、膀胱に逆に入れるって、めちゃお腹が痛いんです。

それでもそれで膀胱内が綺麗になって詰まりが解消されるなら僕は耐えるって思っていたか否かは分かりませんが、唸り続けてましたwww

脂汗と唸り声で僕は一気に疲弊してました。やっと終わったと思った30分後、またまたお腹が痛い!そして、あの苦しさが戻ってきた。

ナースコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!

でもさっきとは違う看護師さんが出る。

どうしましたか?の声に、僕は「また苦しいんです」と。
もう少し様子を見てくださいと非常の返答!!!

え〜、まじ!!!

でも、苦しいからまたすぐにナースコール!
今度は最初の優しい〜〜〜看護師さんが応答してくれて直ぐに来てくれました。

そして、再度先生を呼んでくれて、2度目の膀胱清掃作業←もう勝手に僕が名付けましたw

唸り声と脂汗!!!

何とかその夜は、苦しみに襲われることはありませんでした。

ただ、もう憔悴しきって、その後もほぼ眠れなかった記憶しかありません。

オシッコしたいのに出ないって、マジで辛いです。

その後、振り返ると背もたれを上下し過ぎたことで、腹圧が掛かって血尿の原因になったのかなと思いました。

膀胱内を切除してるから、膀胱内の細胞が結構剥がれ落ちて生理食塩水や尿と一緒に排泄されるんですよね。

とにかく手術当日の夜は悪夢の一夜でした!
人生で一番辛かったかもwww

当時の記録————————————————————————-
【2020.04.03】
夜になり、尿管で尿が血で詰まり、
おしっこがしたくても出ないような苦しみに襲われるる。
これマジで辛い、脂汗がめちゃくちゃ出て唸り続ける。
宿直のお医者さんが尿管の詰まりを解消してくれる。
それも膀胱に水を入れたりするので結構辛い。
その夜は2度お医者さんのお世話になる。
マジで辛かった。
ほぼ寝れず3日目突入。

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