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42年間の人生で初めて膀胱、つまりちんちんから何かを入れる!
これほど衝撃的なことはない。
全身麻酔の経験があれば、手術前に膀胱からカテーテルという管を入れる体験ができるが、僕は意外と健康な人生を送ってきたので、入院して手術した経験は幼少期に喉の手術をしたことぐらい。
膀胱鏡検査の当日は、来院前にきちんと患部を洗ってきてくださいねと看護師さんに言われたので、ちゃんと洗ってからお医者さんに行きました。
看護師さんもおばあちゃんと言っていいぐらいの方だったのであそこを見せる恥ずかしさもあまりありませんでしたが、それでも検査前に穴の開いた紙パンツ、ちんちんがちゃんと出るようにカットされてるパンツをはいて検査台に乗せられた時は、あ〜病気なんだなって思いました。
検査台も妊婦さんが乗るような台で、足が開きやすいように設計されたものでした。
尿道に、ゼリー状の麻酔を塗られ、10分ぐらいしたら効いてくるから、その後膀胱鏡を入れて膀胱内を見ますねと先生の冷静なお言葉。
検査台で待つ時は、おばあちゃん看護師さんに励まされ、「大丈夫だよ〜」「怖くないよ〜」とずっと声をかけてくれました。10年前に亡くなった祖母のような優しさを感じました。
「はい、じゃあ10分経ったから検査しますね〜」と先生の号令で遂に検査開始!
尿道に管が入るときは、麻酔が効いているので全く痛みを感じませんが、膀胱内を見るときに、生理食塩水(※たぶん、普通の水ではないはず)を流しながら、膀胱内をぐりぐりしながら検査するのですが、この時の違和感と水が出ないように我慢するのが結構大変でした。
今、こうやって文章に起こしてますが、それだけでも当時の辛い記憶が蘇ってきますw
どうにか、こうにか8分ぐらいの検査に耐えて、「はい、終わりで〜す」の言葉を聞いた時は、もう2度とやりたくないと思いました。
ホッとするまもなく、問診部屋に移動し、早速検査結果を見せてもらったら、膀胱内に腫瘍があるな〜と。
「が〜ん」
実は、このことは家族には一言も言ってませんでした。心配させるのも嫌なので、検査結果が出るまでは黙ってようと決めてました。
先生曰く、とにかくCT検査する必要があるとのことで、近くの総合病院でCT検査の予約を取りました。
翌週、CT検査を受けて、数日後に総合病院からデータが届いた頃を見計らって、再度病院を受診しました。
そしたら、なんとなんと先生から「やっぱり腫瘍ができてるね、尿検査の数値も悪いから、もしかしたら癌の可能性が高い」と、良性か悪性かは切除して検査しないとわからないけど癌の可能性が高いからとのことで、総合病院での入院と手術を勧められ、紹介状をもらいました。
先生との別れ際に、「若いから大丈夫!頑張ろう」と、かたい握手を交わし病院を後にしました。
「ガーン、ガーン、ガーン」えっ!僕が癌に。
まだ、決まった訳ではないけど、その時は、結構頭の中が真っ白でした。
家族になんて言おう…
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